婚活においての複数同時進行とは二股・三股の浮気ではありません。
本格的お付き合いをする前の『お友達・知り合い』のような関係です。
恋人として交際中での複数交際は当然NGです。
マッチングアプリ・結婚相談所等を利用した婚活では複数同時進行していることは一般的であり、暗黙の了解としているところもあります。
結婚相談所でも同時進行を薦めています。コンタクトが成立後、実際にお会いし、双方継続を希望すれば連絡の交換ができる。この連絡交換ができた時点で『仮交際』となります。この仮交際期間の間に交流を重ね恋愛感情が湧いていき真剣交際(一人の人と交際する)となるのです。
つまり仮の交際期間であれば複数の異性と交流することは問題ないのです。
結婚相手の候補を一人ひとり見つけて、上手くいかなければ別の人を探して、また上手くいかなければ別の人に…。それを繰り返すことはかなりの時間を要してしまいます。非常に非効率なのです。
効率性を求めたのが複数同時進行なのです。
私が感じた複数同時進行のメリット
①多くの異性と知り合い、どちらがいいかを選ぶことができる
選択肢が増えることで自分の理想に近い異性と交際する可能性があります。はじめから一人の異性のみに執着してしまうとその人の良さ悪さも見えづらくなります。比較対照があることでより良く見え、より好感を持てることもあります。
②自分の理想が明確になる
様々なタイプの異性と知り合うこと、自分に合う合わないが明確になるだろうし、合わないと思ったら意外に相性が良いといったこともあります。
私は以前は歳上の方ばかりとお会いしたり、お付き合いもしましたが、最終的に年下の女性とお付き合いすることになりました。
③異性との交流経験が多くなる
交流経験が多くなることで、コミュニケーションスキルが間違いなく上達します。
会話の間の取り方であったり、次回のデートの誘い方であったり、連絡先の聞き方であったり、はじめと比べて精度は高くなるでしょう。
※ただし、フィードバックがあっての上達です。出会いをこなすのではなく、勉強と実践にあります。
私が感じた複数同時進行のデメリット
①一人当たりに対してじっくり時間がかけられない
私の経験上、メッセージのやり取りを同時平行にこなせても片手で収まる程度。出会いを重ねていくにしても2~3人程度。そうなると休みの日は全てその2~3人の方に充てることにもなり、メッセージのやり取りも仕事以外の時間も一人一人に合ったやり取りを余儀なくされる。気持ちも分散することにもなります。
②自分の理想に対して、疑心暗鬼になり始める
知り合う異性が増えると同時にお断りを受ける機会も増えていきます。
要するにフラれる経験を積んでいきます。
フラれることに喜びを感じる人は当然いません。気持ちが段々と落ち込みます。自分が「この人はいいな!」って思った人からの拒絶は『やっぱり違ったんかな?どういう人だと合うんだろう?』と振り出しに戻ってしまいます。
③八方美人になり、自然体の自分がわからなくなる
様々なタイプの異性に会うことで初対面時は相手に好意をもってもらおうと自分を取り繕うとします。何故なら婚活は自分が選ぶ側でもあり、選ばれる側でもあります。
相手に好かれようとしている自分は果たして本当の自分なのでしょうか。
私自身が一番ぶつかったところでもあります。
会えば会うほど疲弊していく自分がわかるのです。
自分らしさが出せる異性と出会う。
それがお互いに感じられるということ。
如何に婚活が大変かがわかりますね。
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