二人が結んだのは、島根県だった。

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『縁結びの国』島根県

『縁結びの国』と言われる島根県が私達を結んだ。

お互い生まれも育ちも島根県ではありません。

私は生まれも育ちも関西出身。妻も生まれも育ちもずっと名古屋です。

では何故、島根県が私達を結ぶことになったのだろうか。

一つは私の両親の出身が島根県であるということ。

二つは妻がかつて大学の卒業旅行で島根県に行ったことがあるということ。

決して、島根県で偶然出会った訳でもありません。

ただ、お互い来訪経験があるということ。それだけのことでした。

私が思う島根県のイメージ

島根県の位置は隣の鳥取県ともよく間違えられる。

テレビのクイズ番組でも取り上げらることもあるため、もはや山陰地方の自虐ネタではないかとさえ思っています。

年配の方が多く、若い人は少ない。

松江市のような中心部なら多少若者はいても、山間部の村は過疎化が進み年配者が多い。

私の祖父母宅周辺も20年前はまだ、住民も多かったですが、今や祖父母宅周辺には4件ほどしか住んでいる人がおらず、あとは空き家か更地になっていました。

年に一度島根県に行きますが、帰る度に「村が疲れている」と感じます。

祖父は「あと20年すればこの辺り一帯には人はいなくなるだろう。」と言う。

交通も不便な場所だ。新幹線が通っていない。岡山から特急八雲に乗り換えて行くことはできるが、自動車で岡山から島根に行く時間はさほど変わらない。

もしかすると、人生で一度も行くことはない県の一つに入るのではないだろうかさえ思う。

私は幼少の頃から何度も島根県に行き、数えきれないくらい出雲大社に御参りにもいった。そんな話を私の友人・知人らにしても、「島根?あぁ、そう。」のように行ったこともなければ関心もなかなか持たれることはない。
ただ、女性には多少人気があるようである。
出雲大社はあらゆる縁を結んでくれる縁結びの神様がおられる場所。最高のパワースポットとして全国に知れ渡っている。

そんな島根県に行ったことがある彼女が不思議であり、ご縁を感じた。

何故、彼女が卒業旅行で島根県に行ったのかを聞いてみたところ、「名古屋からも遠く、人生で一度行くかどうかわからない場所だから。」とのこと。

だが、彼女にとって島根県で過ごした期間は特別なものであったようだ。
出雲大社の参拝に玉造温泉。
島根県民の温かい人柄に触れて、「また行ってみたい!」と強く願っていたらしい。

とはいえ、名古屋から島根県は前述の通り、少々面倒な道のり。小牧空港から行くこともできるが、簡単に遊びに行くことができない。
そのため、彼女も島根県への再訪を諦めかけていた。
しかし、島根県にルーツを持つ私が名古屋に来て、彼女と出会った。
本当に些細なきっかけだと思っている。
幼少の頃から島根県に行く度に、自然豊かだけど、田舎で、不便で、天気もあまり良くない。
たまに行くくらいがちょうどいいと思っていた。島根県が私と彼女を結ぶことになった。

婚姻届は島根県のデザイン

婚姻届は島根県イメージのデザインにしようと決めた。

宍道湖が夕日に照らされたような色合いで所々に島根の名所が描かれている。

このご当地デザインの婚姻届は『ご当地×ゼクシィのオリジナルデザインの婚姻届 まちキュン ご当地婚姻届』より、アンケートをいくつか答えれば無料でダウンロードができます。

他の地域のデザインもなかなかかわいらしいものもあります。

ご縁の国へ

島根県だけじゃないにしても、その繋がりがきっかけの一つとして2021年3月22日に入籍することができました。

両親をはじめ、関わった全ての方と島根県には改めて感謝します。

「本当にだんだん。(島根の方言でありがとうという意味)」

縁結びの国、ご縁の国、島根県へ。

昨今、新型コロナウイルス感染拡大により、日本全国の観光地が疲弊しています。

先にも記載したように、島根県は大変交通が不便な立地にあります。

なかなか足を運ぶのは難しいかと思います。ただ、三密を避けることもあり今は他の観光都市と比べゆったりと観光できるはずです。

是非、一度島根県へ。きっと素敵な出会いや運を引き寄せるでしょう。