掲示板や口コミで評判を調べるのはもはや当たり前の時代。
口コミ等の評価が絶対ではないにしても、多くの方は参考にするはずです。
その参考の一つになれば幸いです。
①甘い言葉を多用するアドバイザー
「若いからきっと見つかりますよ。」
「○○さんのような方なら、大丈夫ですよ。」
というある種精神論的な言葉ばかりで、出会いに至るまでに必要なことをはっきり示してくれない方もいる。
細かいところまで指摘してくれる相談所もある。
例えば、服装・髪型・仕草などを具体的にはっきりと伝えてくれる。
「出会いのきっかけが少ないですが、うちなら大丈夫ですよ。」のような甘い言葉をそのまま鵜呑みにしてはいけない。
※しょっちゅう言われました。
②必要以上にスタッフを立たせる相談所
結婚相談所に訪れた時、面談担当以外にも複数人スタッフを立たせるようなところは要注意。
何故、要注意なのかと言いますと、単純に相手の人数が多いと断りづらい雰囲気や即決しなくてはいけない雰囲気を強いられるからです。
男女限らず、まず結婚相談所に入店することにものすごく勇気が必要です。
たとえ事前に予約をしていても、不安な気持ちは消えません。
勇気を出して入店したと思えば、相手は複数人。3対1や4対1なんてなった時は、心が折れそうになります。
せめて2対1。
というのも、コーヒーやお茶などを別途運んでくれるスタッフもいることが多いため、せめて面談担当とお茶汲み係の2名がいいところでしょう。
口コミや掲示板等で情報を仕入れる際で確認するポイントになります。
③役職・肩書きを持つアドバイザー
『代表取締役』『店長』と書かれた名札や名刺。
日本人の独特の感覚ですが、「えらい人の話を断ると申し訳ない。」と感じさせます。
店長・代表取締役が最前線に立って動いてくれる・一番仕事ができる人が担当についてくれることはありがたいことです。
逆を言えば、その人以外では成婚までの道のりは難しいのではという不安が残ります。また均質のサービスを提供できる体制があるかの不安もあります。
※大手の結婚相談所より、中小の結婚相談所に見られます。
④会員規模
会員数が多いほど、出会える結婚相手の候補が多くなります。
加えて、その会員の中でどれだけ『自分の理想の条件にあてはまる相手がいるか』が重要です。
会員数がいくら多くても、自分の理想の相手と出会う確率が低ければ意味がないですからね。
その際、条件をあまり絞り込みすぎないことです。
例えば、「年収1,000万以上、年齢は20代、身長は180cm、長男以外」のような条件は日本中探してもなかなか見つからないでしょう。
いくつか条件を絞り込むことが重要です。
⑤会員の年齢層
婚活において、はじめから年齢を重視し過ぎるのはあまりよくありません。
ですが、目安とはなります。
例えば30代後半の男性が20代の若い女性を探していても、登録している女性の割合が30代ばかりで20代の割合が少ないとなるとなかなかマッチングすることもないでしょう。
⑥料金の比較
まず、アドバイザー(コーディネーター、コンシェルジュ)からシステムや成婚への道筋を聞いた上で、提示された金額に納得できるかどうかです。
結婚相談所を利用することはマッチングアプリや婚活パーティーを利用することよりはるかに高額です。
それに見合うかどうかを判断しなければなりません。
相場帯は24~27万と言われています。
しかし、各結婚相談所によって料金システムが異なります。
入会金や月謝の金額、登録料、初期費用、成婚料の有無など様々です。
安ければ悪い相談所、高ければ良い相談所、安ければお得な相談所ということはありません。
自分の望むサービスがどれだけ受けることができるのかといった費用対効果の高さの視点を持つことにしましょう。
⑦成婚率の比較は本当に参考程度
結婚相談所が発表している成婚率は各結婚相談所の独自のルールで定められている。
※ちなみに成婚とは結婚のことを指すわけではない。
計算の仕方一つで見せ方が変わります。
例えば
成婚退会者10名
総退会者20
会員数100名
成婚退会者(10人)÷会員数(100人)=成婚率10%
成婚退会者(10人)÷総退会者(20人)=成婚率50%
同じ、成婚退会者の数でも見せ方一つで数字が大きく変わるのがわかっていただけたでしょうか?
都合の良い計算をすれば、成婚率なんてどうにでもなるのです。
⑧退会・解約についての説明
「入会する時からいきなり退会・解約の話?」と思われるかもしれませんが、退会・解約の仕方を知りたいのではなく、在籍期間の長さや平均、解約手数料や月謝の変動などを確認することです。
こういったマイナス的な話はお互いしたくないかもしれません。
私はお世話になった相談所で話を伺ったところ、
「長期でも2年程の在籍で以降は退会される方が多い。」と教えていただきました。
※在籍期間によっては解約手数料も減額されるといったところもあります。
良い話だけでなく、悪い話もどれだけ丁寧に説明してくれるかもポイントです。
⑨サポート体制
みなさんは結婚相談所のアドバイザー(コンシェルジュ、コーディネーター)ってどんなことをしてくれると思いますか?
『自分にぴったりの人を見つけてセッティングしてくれる?』
『婚活の相談やアドバイス?』
半分正解です。
婚活のアドバイス・相談といっても面談形式で行うのは数ヶ月に一度であとはメールでのやり取りになります。
候補者の提案といってもAIなどを利用した条件検索から何人かピックアップされる形式が多いです。
ピックアップしてくれた相手と必ず会うことが出来るわけでもありません。
つまり、待っていれば結婚相手を連れてきてくれるなんてことはないのです。
どのようなサービスを活用しても婚活は基本的に個人で戦うしかないのです。
そのサポートをどのようなことをしてくれるかが重要です。
ぜひ他の相談所と比較しながら選んでください。
まとめ
コロナウイルス感染拡大により、ブライダル業界では今年3月のから17万組の結婚式が延期や中止となり、ブライダル業界全体への経済的な損失は約6000億円に上ると言われています。
しかし、昨今婚姻件数も減少し、ナシ婚という言葉が広がり、結婚式自体を行わないカップルもかなり増えている。
その根幹ともいえる結婚相談所も生き残りに必死です。
自分に合う結婚相談所を見つけ、素敵なお相手が見つかることを願っています。