2021年1月天白区で自動車盗難が発生
2021年1月5日。三が日が明けてそうそうに名古屋市天白区で事件が発生。『高級車盗難事件』
深夜3時頃、男二人組が高級車レクサスをわずか30分程度で盗む様子を監視カメラでとらえることができた。
いったいどうやって鍵を開け、エンジンをかけ持ち去ったのかその手口も気になるところだが、プロの犯行といっていいだろう。
記事の内容から推測すると家主が朝方の帰宅に加え、監視カメラにすぐ気付き、対応試みているところから、事前に下見をしたり、家主がいない時間を見計らうなどはしていそうだ。
引用記事:防犯カメラ映像…盗まれる高級車レクサス SUVタイプの被害が増加
天白区内での犯罪数
主要犯罪総数 324件(16区中第4位)
刑法犯数 804件(16区中第5位)
ちなみに主要犯罪総数1位瑞穂区249件、刑法犯数1位瑞穂区555件
ワースト1位はともに中区1088件(主要犯罪総数)3302件(刑法犯数)と圧倒的に多い。
今回話題に上がった自動車の盗難件数だが、他の地区と比べても少なく、平成30年から平成31年(令和元年)にかけては21件から6件へと大幅に減少しました。
とはいえ、全国で見れば愛知県は車両の盗難件数は多い部類に入ります。
2019年の自動車盗難件数
1位茨城県1,482件
2位大阪府952件
3位千葉件738件
4位愛知県681件
5位埼玉県630件
6位神奈川330件
茨城県が圧倒的ですが、愛知県も笑えない件数であることに違いない。
何故狙われる?
今回狙われたのは約950万円の高級レクサス。
天白区に住み初めてから、天白区内をあちこち散歩して感じた3つの点
・レクサスやベンツやプリウスなど高級車を所有している世帯が多い
・一軒家でかつ大きな家
・SECOMやALSOKなどの警備会社を付けている家が多い
所有しているものやそれを守るために備え付けられたセキュリティを見るだけでその宅にお金がある、給料・収入が高い世帯であるというのは一目瞭然だ。
ちなみに一般社団法人日本損害保険協会「第21回自動車盗難事故実態調査結果」によれば
車名別盗難件数2020年2月調査
ランドクルーザー42件
プリウス39件
レクサス(LX)25件
の3車種が上位を占める結果となった。
トヨタ車系の自動車は海外でも人気である。盗難に合った自動車の多くは海外に流されるか、バラバラにされ部品が横流しされることが大半とも言われています。
防犯対策
自動車の防犯対策は様々ありますが、様々な対策を取り入れる必要があります。
相手が盗難のプロならば、例えばタイヤロックを外すための対策は練っているはずです。
如何に相手に盗難するための手間をかけさせたり、敬遠させるかが重要。
目立つ防犯対策と目立ちにくい防犯対策の複数組み合わせが効果的です。
①固定器具タイプ
ハンドルやペダルやタイヤを物理的に固定するもののことを言います。比較的安価に導入が出来ますが、デメリットはやはり毎回の取り付けの面倒くささにあります。
②GPS車両追跡サービス
盗まれたあと、GPSで車の位置を知らせてくれるサービスのこと。
代表的なサービスにSECOMの「ココセコム」があります。
セコムの位置情報サービスから盗難された自動車の場所を割り出し、全国に2800箇所以上もある拠点から対処員が急行。24時間365日対応可能。
「もし、万が一盗まれてしまっても取り戻すチャンスがある!」という意味では保険のようなものですね。
ただ、月々に料金は発生しますが、レクサスのような高級車を購入できるような方なら問題はないでしょう。
③始動停止タイプ
専用のキー以外ではエンジンの始動ができないシステムイモビライザー
天白区民みんなで防犯意識を高めること
「うちは自動車がないから大丈夫」
「うちはレクサスのような高級車ではないから、そんなに対策しなくても大丈夫」
確かに、自分と関係ないと感じるかもしれません。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか?
犯罪が起こる街になっていいのだろうか?
他の犯罪が増えたりしないだろうか?
安心・安全に暮らせる街になるのだろうか?
今の時代、地域のつながり、近隣住民との繋がりも希薄になりがちです。
まずは自分の大切なものを守ること。そして周りにも目を配れるようになること。
天白区は他の区と比べ、犯罪数の少ない街です。より平和で心豊かな生活できる街作りをしていきたい。