みなさんはどうして結婚に憧れを持ちましたか?
もしかすると『何となく』であったり『ウェディングドレスを着たい』であったりという理由かもしれません。
この記事では私が結婚に憧れきっかけを書いています。決して全ての人が共感するものだと思いません。ただ、こういうきっかけで憧れるんだなと見ていただけたら幸いです。
祖父の入院
私の理想の結婚像は父方の祖父母とあげる。
それまでは結婚自体何となくしたいなぁとは思っていたが、特別どんな夫婦になりたいかまでは考えてもいなかった。
その理想像ができたのは
2016年6月某日
祖父が入院した日に遡る。
急に胸を押さえながら倒れ救急車に運ばれたという。
急遽実家に戻った父に状況を聞きながら、手術することも決まり、そして無事成功した。
私の仕事の都合と距離的にもすぐに行けるわけではないため、連絡を聞くだけだった。
ただ、祖父が退院する日が決まったと聞き、私はすぐに週末、祖父の住む島根へ御見舞いに行くことにした。
幼少の頃、年に3~4回近くは田舎に帰ることはありました。
社会人になると距離や時間の問題にぶつかり、年に1度お墓参りに行くことくらいしかできなかった。(※お墓参りは年に一回は必ず行うと決めていた。)
祖父母との会話
今までは家族で祖父母宅に行くことばかりだったため、祖父母と私の三人でじっくりと話をする機会がなかった。
祖父は意外にも元気そうだった。90歳近くになるのに、未だに自動車に乗るくらい。
※2020年時点では免許返納して自動車はもうない。
ただ、足腰はもうかなり弱っている。杖がないと上手く歩けない程である。
祖父の住む家の周辺はもう限界集落である。近所の人々は亡くなって家だけが残っているのがほとんどである。
そんな田舎の風景を見ながら、祖父と色々な話をしました。
仕事の話。両親の話。最近の生活の話。
仕事の話では祖父が昔宮大工をしていたこと。今住んでいる家は自分が建てたという事実も聞かされた。
両親の話では、父と母の馴れ初め。
方言混じりで少し何言っているかわからないが祖父は楽しそうに話していたと感じました。
祖父から祖母へ
居間でお茶をしていた時である。
祖父が近頃体調を崩すことが多かったことやこの間の入院したことや退院したことの話をしていた時、突然祖父が祖母に対して
「ありがとう」
と言った。そして色々な感謝の言葉を語り始めた。
体調崩したり入退院の時に心配かけたこと、入院中家に一人でさせてしまったこと。色々手助けをしてくれたこと。
祖父の思い思いの言葉が語られました。
何十年も一緒に連れ添っている中で、言葉数もあまり多くなく、どちらかとシャイな感じの祖父がそういうことを言ったことに驚いたと同時に
「何かいいなぁ」
と思いました。
『ありがとう』という言葉は普段から使う言葉であるけれど、関係性が近くなれば相手からの思いや行動が当たり前のものだと思い、その言葉すら減っていってしまう。
二十年、三十年と『ありがとう』を言い合える夫婦。
何となく思い描いていた理想像が少し形になった瞬間でもありました。
理想の夫婦像
婚活をしていく上で、理想の夫婦像を思い描くことも必要です。
何故なら、婚活をする目標にもなります。
そして年収や容姿などの条件だけで迷うことなく、『その人と一緒にいることが特別』『未来を共感・共有できる相手』といった価値観の一致、想像できる人といった判断の仕方もできます。
みなさんの理想の夫婦像は何ですか?
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