紹介以外のアプローチ
コンシェルジュからの紹介以外でも出会う機会が設けられている。
それはコネクトシップという会員相互紹介プラットフォームである。
このコネクトシップは他の結婚相談所も加盟しており、自分が所属している相談所以外の方とも出会うことが可能になっている。
その場合、プロフィール検索をし自分の気に入った方に申請を送り、相手側が承認すればコンタクト成立となる。
月に申請できる数が決められているが、コンシェルジュの紹介以外からも出会う機会があるので大変心強いシステムだと思います。
このあたりのシステムはマッチングアプリとほとんど変わらないため操作も難しくはない。
女性からきた初めての申請
初めての申請は唐突にやってきた。しかもそれは私が結婚相談所を利用して最も若い21歳の女性である。
名前はCさん。岐阜市で通信制の大学に通う学生である。
そしてモデルの卵である。
関西コレクションを目標に日々頑張っているようでレッスンとアルバイトと学生を両立している。
ベリーショートで長身のスラッとしたモデル体型。
ファッションもなかなか独創的でお見合いの席ではあまり相応しくないようなものなのではと後に思いました。
何せなかなか派手な柄であり、イヤリングに指輪にマニキュアにと全てが派手に彩られていて世界が違うのではないかとさえ思いました。
そんな21歳というまだまだ若いCさん。
『結婚なんてまだまだ早いんじゃない?』と思いましたが…
「昔から結婚願望があり、若い間に結婚したい」
「将来的に関西方面に住みたい。」
「だから、関西の方とも積極的に会っている。」
若いと言えど、月々の月謝に入会金・登録料も払っているのだから、その辺のマッチングアプリユーザーよりは確かに本気であろう。
会話の内容も話の流れから
・お互いの仕事のお話
・関西(京都・大阪)の話
・休日の過ごし方
・ファッションについて
などと様々な方面の話題が出ました。
関西コレクション出場を夢見ているということもあり、見た目とは裏腹にその熱意に好感が持てました。
だが、このCさん。若さゆえかNGを連発し始める。
圧倒されるほどのNG連発!
「私、結婚相談所を利用して、まだ間もないんですが、hiroさんは今までどんな方と会いました?どうでしたか?いつからはじめましたか?」
「今までどんな方とお付き合いしましたか?」
「マッチングアプリは使いました?使ってみてどうでしたか?」
「もっとカジュアルな服装で着てもらった方が、素が見れていいと思うなぁ。だから、ジーンズとかスニーカーとかそういうのを履いてきてもらっても全然構わない。」
パートナーエージェントでは、コンタクトの際、活動状況を話題にすることは禁止にしている。(おそらく他の相談所も同様ではないだろうか)
服装に関してもマナーとして相談所から提示されている。
聞かれたから、答えれる範囲で答えましたが、「確か、相談所のルールでNGトークみたいなのありましたよ?」と言うと
「え、私、そんなの見てなかった!」と。
この時点で少し私は呆れてきました。
まさかの誘い
そして、1時間が過ぎた頃、
「そろそろ時間ですね。」
と声をかける。
「そうですね。この後、どこか行かれるんですか?」
「名駅前のビックカメラでスマートフォンを購入しようかなと考えてますよ。あとウィンドウショッピングかなぁ?」
「もし、良かったら一緒にMozoに行きませんか?」
「へ?」
「さっき、断捨離して服がおうちにだいぶないと話していたので、買いに行きませんか?私、服のコーディネートとかするの好きなので。」
「いやぁ、でも…」
ここでもまたNG事項
コンタクト終了後にどこか誘うなどもNGとなっている。
「お見合い後に、出掛けるのは禁止だったような…」
「大丈夫ですよ。お互いが言わなきゃばれないです。」
「うーん、もし縁があって交際が成立した際に一緒に1日デートで行きましょう!その時は是非服をコーディネートしてください。」
「そうですね。わかりました。」
翌日…
相手から交際却下の連絡。
理由は『会話の話題・内容・雰囲気・印象』
何だ…これは…?